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年季の入った革ジャンをリペア!ポケットと肩の穴を補修して蘇らせる

長年愛用してきた革ジャンが、ポケット付近と肩口に穴が開いてしまった…そんなときでも、適切な補修を行えば再び着用できる状態に戻せます。今回は、破れた革ジャンのリペア作業を詳しくご紹介します。

修理前の状態

この革ジャンは、ポケット付近と肩口に大きな穴が開いてしまっていました。

ポケットの破れ

ポケットの入り口部分が裂けており、内部の裏地が見えてしまっています。摩擦が多い部分なので、使っているうちに劣化が進んでしまったと考えられます。

肩口の穴

肩口にも大きな穴ができており、裏地が完全に見えている状態です。このままでは、着用時にダメージが広がってしまう危険があります。

 

修復の流れ

1. 破れた部分の補強

まず、穴が開いている部分の裏に補修用の革を当てて、補強を行いました。裏地との間に適切な接着剤を使い、強度を確保します。

 

2. 縫製による補修

破れた箇所が元の形になるように、手縫いで補修を施しました。特にポケット部分は、強度を高めるためにしっかりと縫い合わせました。

 

3. 表面の補修処理

革の補修専用パテを使用し、縫い目や補強した部分の表面を滑らかにしました。この作業を丁寧に行うことで、補修跡を目立たなくできます。

 

4. 色調整と仕上げ

補修した部分が元の革の色と馴染むように、調色した染料を使って色を整えました。仕上げにレザー専用の保護クリームを塗布し、全体の質感を整えます。

 

修理後の状態

ポケットの補修が完了し、違和感なく仕上がっています。

肩口も綺麗にリペアされ、強度も十分確保されています。

全体を見ても補修跡がほとんど分からず、自然な仕上がりになりました。

まとめ

革ジャンは適切なリペアを行えば、再び長く愛用することができます。
特に、今回のような破れも、専門的な補修を施すことで違和感なく修復可能です。

「お気に入りの革ジャンが破れてしまった…」とお困りの方は、ぜひ革の洗濯屋さんへ気軽にお問い合わせください!