一体式から取り外し可能な仕様へ
今回ご紹介するのは、ゴルフバッグの持ち手部分の仕様変更に関するご依頼です。

革の洗濯屋さん
お預かりしたのは、ネイビー地に白い花柄が映える、とても華やかで個性的なゴルフバッグ。
前面には「READY GOLF PGM4G」の文字が大きくデザインされており、見た目のインパクトも十分です。
【Before】仕様変更前の状態
もともとの持ち手は、バッグ本体に縫い付けられた「一体式」のタイプ。
上部・下部ともにしっかりと固定されたつくりで、中央にはネイビーのグリップパッドがあしらわれており、見た目にも高級感があります。
しかし、長年使用する中で、固定された持ち手は負荷がかかりやすく、部分的な交換やメンテナンスが難しいという側面も。また、車への積み下ろしや持ち運びの際に柔軟性がなく、不便を感じることがあったとのことでした。
【After】仕様変更後の仕上がり

革の洗濯屋さん
今回は、持ち手部分の構造そのものを見直し、上下に金具を取り付けた「取り外し可能な仕様」にリペアいたしました。
上部・下部それぞれにDカンとナスカンを組み合わせることで、グリップ部分の脱着が可能に。
これにより、持ち手が劣化した際にも部分的な交換ができるようになり、実用性・耐久性の両面でグレードアップしました。
見た目も損なうことなく、バッグのデザインと調和するよう白の合成皮革と金具を使い、細部まで丁寧に仕上げております。
持ち手の構造は、ゴルフバッグの使い心地に直結する重要なパーツです。今回のような仕様変更は、より長く快適に愛用品をご使用いただくための有効なリペアのひとつです。

革の洗濯屋さん
同様のお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。お使いのバッグに合わせた最適なご提案をさせていただきます。