革製品のお色直しについて
革製品のお色直しは、製品の革の特徴や、製品の作り方などによって、少しづつ変わります。
ここでは、お色直しにおける工程の違いなどをお伝えいたします。
染料の配合について
まずは、クレジングで表面の汚れを落とします。
その後、一番状態の良い部分に合わせて色を配合します。
そして革の質感 をリアルに表現するための配合を行います。
革の状態によっても馴染み方が変わるため、なるべく元の質感に近い状態になるように配色致します。
革製造工程と同じ方法で着色~艶感調整
革の製造工程である革に着色して艶感などを出す工程です。
(着色している層をバインダー層と言います。)
次に、艶感の調整を行います。
レザーの種類は、スムースレザーやヌメ革など呼び方や種類などもいろいろありますが、ベースは下の図のような構造になっています。
それぞれ層の厚みで仕上りが変わってきます。
その為、構 造をしっかりと見極め、革に密着させていきます。
密着させる為の
- 下処理や配合剤
- 質感を出す感触剤
- 光沢の調整剤
- 発色剤
など、各ブランドの革製品1つ1つに応じた配合、状態に応じて各種剤を独自の配合と、手法で丁寧に仕上げます。
※色直し後はどの商品も防カビ、抗菌、防臭仕上げをしております。
※撥水仕上げは別途料金となります。
※部分的なカビ取りクリーニングは別途見積が必要となります。
※一部染め直しができない素材もあります。
※基本的に全て見積が必要となります。