クリスチャンディオールは特に25前のもので黄ばみが強くて中々汚れが落ちなかったのですが生地が傷まないように頑張ってここまで汚れを落とすことが出来ました。
古い生地は、あまりきつく擦ると生地がいたみやすいので、少しづつ様子をみなが、薬品と洗剤で汚れを落としていきました。その辺りが気遣いながら、大変な作業でした。
ディオールのこのバッグの編み込みの柄がほつれないように崩れないようにするというのがとても、気を使う所です。
ディオールのロゴの色が黒っぽい濃ゆい箇所と、背景となるアイボリー色の所などは、ただ、ざっくり洗えばいいという事ではありません。
色の濃ゆさと、色の薄さを、維持しつつ、汚れだけを落とす。
その為に、油分としての汚れ、ホコリや何かに触れた汚れなどを、汚れの種類を見極める必要があります。
特に汚れている箇所を綺麗にした後、全体的に綺麗にしていきます。
こういった作業を経てようやく、綺麗になります。
部分だけではなく、取っ手の所や中心のマークの所なども、綺麗に、黒は黒、としてかつ、強調しすぎない自然な感じに仕上がりました。
ご依頼ありがとうございました。