お気に入りの革ジャンが破れてしまった…そんな経験はありませんか?
今回は、袖に大きく破れができてしまったレザージャケットを補修し、色調整まで行って綺麗に修復した事例をご紹介します。
修理前の状態
こちらのジャケットは、袖の部分に大きな裂け目ができてしまい、裏地まで見えている状態でした。革製品は破れなどには本来強いのですが、何かに引っ掛けてしまって破れてしまったようでした。
このままでは着用するのは難しく、見た目もかなり損なわれていますが、革の洗濯屋さんでは、適切な補修を行うことができます。
愛用しているジャケットであれば尚更どうにかしたいとおもいますよね?
修復の工程
1. 破れた部分の補強
まず、破れた部分を補強するために、裏から補修用の革を当てて縫い合わせました。これにより、強度を持たせることができます。
2. 補修剤で整える
次に、縫い合わせた部分の表面を滑らかにするため、レザー専用の補修剤を塗布しました。この作業を丁寧に行うことで、補修部分が目立たなくなります。
3. 色調整
補修剤が乾いた後、元の革の色に合わせて調色を行いました。レザーは経年変化によって色が変化するため、オリジナルにできるだけ近い色を作ることが重要です。細かく色を調整しながら、違和感のない仕上がりを目指しました。
4. 仕上げと保護
最後に、全体のバランスを整えるためにトップコートを施し、ツヤを出して革の質感を復活させました。また、レザー用の保湿クリームを塗布することで、革の柔らかさも保つことができます。
修理後の仕上がり
こちらが補修後のジャケットです。破れていた袖がしっかり修復され、色ムラもなく自然な仕上がりになっています。
これならまた安心して着用できますね!
まとめ
革製品は適切なケアと補修を行えば、長く愛用できるアイテムです。
今回のような破れでも、専門的なリペア技術を使えばここまで綺麗に修復することができます。
「お気に入りのレザージャケットが破れてしまった!」という方は、ぜひ革の洗濯屋さんへご相談ください。