今回は、革のバッグにこぼしてしまったコーヒーが取れないシミになってしまった状況を染み抜き処理をおこなってキレイに復元致しました。
上の画像も下の画像も、目立つ所にシミがしっかりついてしまっています。
上の画像だと、すぐ目につく所ですし、持ち歩いていても人の目にさらされる箇所に目立つシミとなっていますので、お気に入りのバッグであればあるほど、どうにかしたいと思う人は多いと感じる状況かと思います。
そして、下の画像だと、人の目にはつきにくいですが、その代わり、チャック付近なので持ち主がチャックを開け締めする時に毎回見えてしまう所なので、これはこれでなんとかしたいですよね。
今回は、色直しという事ではなく、シミ抜きという方法で作業を行っています。
下の画像は、何度も洗っては乾かして、油分を入れるという事を繰り返して染み抜き完了しています。
ちなみに、下の画像はまだ、完全に乾燥させていない画像ですので、少し赤みが出ていますが元の色のようにキレイになっています。
※作業の都合上撮影する時間が取れなかったので、乾燥前の状況を撮影しています。
下の画像をご覧いただければ、色味も元のままになっているのがわかると思います。
先程、開け締めするチャック付近についていた、ダラーっとたれていたシミもキレイに無くなっています。
革の特徴や状況によっては、染み抜きが難しいという判断をする場合もありますが、今回は比較的軽度だったので無事にきれいになって良かったです。
染み抜きが難しい場合は、色直しで全体をキレイに色を重ねてシミを消すという方法もあります。
いろいろな方法で、革のバッグについたシミというのは対応できます。
とは言え、ご依頼される場合は、状況確認はしたいところですので、電話やラインでの文章などでのご依頼だけではなく、現物のいろいろな角度からの画像も一緒にラインで送っていただけると判断しやすくなります。
というわけで、今回の事例紹介は、革のバッグにこぼしてしまったコーヒーの染み抜きをする。
という話でした。
今回もご依頼ありがとうございます。