今回ご依頼のバッグはかなり年期がはいった、とても愛されてきたのがわかるくらい使用感があるバッグのリペア依頼でした。
底の角は穴が開いているし、底も薄くなっていて近いうちに全体的に穴が空いてしまいそうな感じでした。
また、持ちての部分も、だいぶ削れてしまって傷んでいる状態でもありました。
これくらい穴があいていると、鍵とかも落としそうな大きさなので、使うにしても気を使ってあったようです。
という事でリペア作業に入ります。
まずは大きく穴があいて避けていた箇所を裏側から、革をあてて、表側からの凹凸はパテを入れて補修しました。
そして、補修をしたあと、全体的に研磨しボロボロになっている革の状態を調整します。
そして、色掛けできる状態になったあと、全体的に求められた色に塗り重ねて新品とまではいきませんが、まだまだこれからも5年10年と使用できるくらいにまでリペア完了です。
避けていた箇所も、言われてもわからないくらいの仕上がりになりました。
画像の写り方でちょっとテカリがあるように見えますが、実際は自然な感じに仕上がっています。
というわけで、穴があいてしまった愛着があるバッグをなんとかリペアして使い続けたいというご依頼でした。