
ボディは黒、インテリアは赤で、そのコントラストが印象的なフェラーリの運転席シートのリペア事例をご紹介します。
今回お持ち込みいただいたのは、運転席側シートの色補修のご依頼です。余談ですが、黒いボディのフェラーリというのはなんともかっこいいものですね。思わず見とれてしまいました。

お預かり時のシートの状態
シートを確認すると、革が硬くなり、ひび割れと色落ちが進んでいる状態でした。特にサイドのボルスター部分(乗り降りの際に体が触れる側面)に症状が集中していました。
フェラーリのような車高の低いスポーツカーは、乗り降りの動作でどうしても体がシートのサイド部分をこすりやすく、繰り返すうちに革の表面が傷んでいくんだろうなぁと思います。
また、赤という色は退色しやすい傾向もあり、経年と使用の積み重ねでこのような状態になっていたものと思われます。
作業前に正直にお伝えしたこと
今回は私にとって初めてのケースでもあったため、「シートを車両から取り外すことは対応できない」という点を事前にお客様へ正直にお伝えしました。
その上でご理解・ご了承いただき、シートを装着したままでの施工となりました。
養生と施工の様子
シートを外さずに作業するということは、車両の他の部分に色が付いてしまうリスクがあるということです。
そのため、まず新聞紙を使って車内全体をしっかり養生するところから作業をスタートしました。

リペア作業を行っている様子です。新聞紙などで車内全体をしっかり養生しています。

色入れの作業中の様子です。養生を施した状態で、丁寧に色を入れていきます。

シワやヒビっぽい症状が見られる部分も、養生テープを使いながら丁寧にリペアを進めていきました。
仕上がりの様子

ある程度仕上がった段階で、運転席側から車両外側に回って撮影した様子です。シワに関してはある程度薄くなり、見た目の色合いはとても綺麗に仕上がりました。

シートを外せない状態ではこれくらいが限界ではありましたが、色の均一感はしっかり戻っています。
フェラーリのシートの色リペアは今回が初めてでしたが、お客様に本当に喜んでいただけて、私もとても嬉しかったです。


まとめ


- 対象車両:フェラーリ(黒ボディ・赤インテリア)
- 作業箇所:運転席側シートのサイドボルスター部分
- 症状:こすれによるひび割れ・革の硬化・色落ち
- 施工方法:シート装着のまま養生を徹底し、色補修
高級車・スポーツカーのシートは、乗り降りの繰り返しで意外なほど傷みが進みます。
「色落ちが気になってきた」「革が固くなってきた」という方は、お気軽にご相談ください。

