ご覧の通り、長く、もしくはしっかりと履かれてきたハーフブーツなんだろうなと思います。
これはこれで、人によってはいい味がでていて「いいじゃん!!」って思う人もいるくらいな気もします。
とはいえ、今回はこのひび割れを、割れたところまでペーパーで削っては下地を入れて、削っては下地を入れてといった事を繰り返しながら、自然な厚みや、色を入れる状態になるまで繰り返しました。
この作業は何気に大変だったりします。
機械をなるべく使わず、手作業で行おうと思うとなかなか時間がかかります。
なぜ、手作業なのかというと、手作業だと、途中途中での感覚が伝わってくるので、失敗しにくいのです。
削りすぎるのも良くないし、削り方が足りない、または削り方の調整が悪いと、無駄に削ってしまったりと・・・
とまぁそんな感じでつづけてなんとか、調整段階まできたら、サフェーサーなどで色落ちしないようにして色を入れていく作業に移ります。
色を入れていくことで、どんどん、美しさが蘇ってきます。
全体的になじむような感じで色をいれていきました。
最後は全体的に色の保護などを目的としたクリア塗料で塗り重ねます。
この艶感は最初は強いですが、時間がたてばだんだん自然な色合いに落ち着いていきます。
というわけで、今回はハーフブーツのヒビ割れのリペアご依頼でした。
またこれからも長く使い続けてほしいですね。
ご依頼ありがとうございました!