今回は、靴の裏の貼り替えです。たいしてむつかしい作業ではないのですが、つま先のところを貼りあわす時に、つま先から、かかとにに向けて反を付けながら貼り合わせるのが少し難しかったです。
靴には人それぞれクセがあるのでそれに合った貼り方をおこないます。
まずは靴の底の部分を綺麗に取り外します。
その後、新しく取り付ける靴底のサイズを実際にあてて調整します。
まずは底の前部分
次に、より重要な靴のかかと部分のサイズ感や厚みなどを実際にあてて調整します。
そして取り外した靴底へ接着剤を塗ります。
この時も、接着剤の接着力を高める加工を靴側に行った後塗るわけです。
特殊な、工具でしっかり圧着させていきます。
完成です。
靴底は剥して貼りなおせばよいとう事ではありません。
決して、難しいという作業では工程としては無いのですが、
お客様の歩き方の癖などが、靴の反り方や、すり減り方などで、おおよそわかります。
それに合わせて、張り替えて、元の靴の新しい状態を再現しつつも、履きなれた感じはそのままなるべく受け継ぐようにするのがとても難しいです。
という事で完成です。
なかなか、履きなれた靴を捨てて新しい靴にするというのは、人によっては耐えられない方も少なからずいらっしゃると思います。
それは、履きなれた靴という事が大きいと思います。
履きなれているけど古くなってきて、履けなくなってきた…
でも、新しい靴を買おうと思っても同じような靴が以外と無い・・・
消費優先となっている現代では、意外と多くある事例かと思います。
革の洗濯屋さんでは、
履きなれて捨てたくない靴を、履きなれた状態をなるべく維持して、綺麗にまだ履き続けるようにする事ができます。
靴の状況にもよりますが、かなりの割合で、修復（リペア）することができます。
履きなれた靴をまだ履きたいという方はぜひ、革の洗濯屋さんへご相談下さい。
